峰守備忘目録《ミネモリビボウモクロク》

小説家・峰守ひろかずが、発売中の自著リストとして公開しているブログです。プライベートな日記などではありませんのでご了承ください。

Works

※この記事は常に一番上に表示しています。各項目は随時更新します。

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六道先生の原稿は順調に遅れています

 セクハラ大御所作家をうっかり殴ってしまって編集者人生が危うくなっていた滝川詠見(たきがわえみ)は、ベテラン人情派作家・六道琮馬(ろくどうそうま)の担当を命じられる。挨拶に出向く詠見だが、老人だと思っていた六道は、どう見ても二十歳前後の若者であり、しかも人間ではなく、物ノ気(もののけ)を食らう妖怪であった。

 だが相手がなんであれ原稿を取らねば明日はない。かくして詠見は琮馬のところへ通い詰めることになる。それは即ち、西新宿や池袋、神田や品川など、東京各所に根付いた怪談と向き合うことでもあった。

 人はなぜ怪談を語り物語を紡ぐのか。紡がれた物語の存在意義とは。六道の隠す秘密とは。彼が作家の道を選んだ理由は何か。そして詠見は六道から原稿を取れるのか!

 後がない編集女子×遅筆妖怪作家+東京怪談でお送りする、現代怪異お仕事小説です。表紙イラストは榊空也さん。2017年7月に富士見L文庫より発売されました。

ビブリア古書堂の事件手帖スピンオフ こぐちさんと僕のビブリアファイト部活動日誌

 鎌倉のとある私立高校に通う隠れオタクでお調子者の前河響平は、ある日、廃止目前の旧図書室を一人で守る図書部員の少女・卯城野こぐちと知り合った。古典名作と静謐な読書環境を愛するこぐちに同情した響平は、生徒会に旧図書室の存続を求めて直談判するが、うっかり秘密を知られてしまい、会長考案の図書プレゼンバトル「ビブリアファイト」に挑む事を強制される。

 かくして二人の戦いは始まった。こぐちは旧図書室を残すため、そして響平は現在進行形の黒歴史を隠すため。こぐちの知識と本への愛、響平のノリと喋り、そしてたまたま知り合った古本屋のお姉さんの助言を武器に、いざ挑めビブリアファイト!

 名作や人気作のスピンオフを別の作家が書く「電撃文庫リザレクションシリーズ」企画の一つで、三上延先生の「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの世界観と舞台をお借りした作品です。イラストはおかだアンミツさん。三上先生には「原作・監修」という形で関わっていただきました。 

 電撃文庫MAGAZINEVol.52(2016年11月号)~Vol.54(2017年3月号)に連載された後、加筆修正・書き下ろしエピソードを追加し、2017年3月に電撃文庫より発売されました。

お世話になっております。陰陽課です

「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない」!

 念願適って公務員となり京都市に採用された生真面目女子、火乃宮祈理(ひのみやいのり)。理念追及に燃える彼女が配属された先は、京都の街で人に混じって生き続ける妖怪達の生活を守るための秘密の部署、通称「陰陽課」で、直属の上司はガラの悪い公認陰陽師、五行春明(ごぎょうはるあき)であった。チンピラじみた春明に辟易しながらも、「全体の奉仕者」として、妖怪達のために働こうとするのであったが。

 京都を舞台に、妖怪達の平穏な日々のために働く公務員コンビを描くお役所お仕事小説。装画・口絵は四季アミノ様です。 2016年11月末時点で3巻まで出ています。

 各巻については以下をご覧ください。各巻タイトルからメディアワークス文庫公式サイトの該当ページに飛べます(リンク先から購入・試し読みも可能です)。

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絶対城先輩の妖怪学講座

「文学部四号館四階四十四番資料室。俺はいつでもそこにいる」

 黒の羽織に白のワイシャツ、黒のネクタイという出で立ちの青年・絶対城阿頼耶(ぜったいじょうあらや)が、合気道をたしなむ後輩女子・湯ノ山礼音や、気さくで手先が器用な元演劇部の杵松明人(きねまつあきと)らを従えて妖怪の伝承の謎を暴いたり事件を解決したりする、連作SF伝奇ミステリー。オカルトに極力頼らず怪異の存在を説明してみよう、というところから始まったシリーズです。

 装画・口絵は水口十様。メディアワークス文庫より刊行中で、2016年11月末現在で9巻まで刊行されています。

 また、炬太郎様による漫画版が月刊B’s‐LOG COMICで連載されており、全2巻で完結済みです。いずれも電子書籍版も出ております。 

 各巻については以下をご覧ください。各巻タイトルからメディアワークス文庫公式サイトの該当ページに飛べます(リンク先から購入・試し読みも可能です)。

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その他書いたもの・インタビューなど

 単行本化されていない書き物、エッセイ、インタビューなどです。上に行くほど新しいものです。

 

  • 特集記事「神が降りる東北の冬祭り」

 JR東日本の新幹線社内配布誌「トランヴェール」の2016年12月号にて、ダニエル・カールさんやゲームクリエイター江草天仁さんとともに、東北の祭事を中心に、鬼、ナマハゲ、土偶、成田亨を生んだ土壌などについて色々話しています。

 

  • インタビュー「怪異を書く」

 「怪異の時空」シリーズ第二巻「怪異を魅せる」(一柳廣孝さん監修、 飯倉義之さん編著/青弓社)に、インタビューが掲載されました。フィクションの作劇に妖怪というモチーフを使うことについて、自作を具体例としながら話しています。 

怪異を魅せる

怪異を魅せる

 

  

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S20/戦後トウキョウ退魔録

 ソノ男共、怪力乱神ヲ語ラセズ──。
 終戦間もない昭和二十年代の東京。未だ混沌としたその街の一角に、二人の男と一人の少女が営む紙芝居製作所があった。義手の美青年・襟之井刀次と、その相棒、屈強で刺青の巨漢・茶楽呆吉郎、そして銀髪の和装少女・摩姫。紙芝居を生業とする彼らには、誰にも知られない裏の顔があった。
 怪人、魔人、超兵器、邪神に妖怪にオーパーツ。戦後の闇に蠢き湧き出す怪奇で危険なモノ達を、切って殴って祓って葬る、闇から闇への仕事人。だが、彼らの関わった事件はやがて、意外な形で世に残ることもあったりして──。

 昭和二十年代を舞台に、虚実のあれこれをモチーフとした伝奇活劇です。ダブル主人公形式の連作短編集で、伊藤ヒロ様との共著となっております。 装画・口絵は高野真之様です。 2016年6月末時点で2巻まで出ています。

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