峰守備忘目録《ミネモリビボウモクロク》

小説家・峰守ひろかずが、自著リストや短編小説を公開しているブログです。

荒俣宏妖怪探偵団 ニッポン見聞録

 博物学者の荒俣宏さんが古生物学者の荻野慎諧さんとともに東北各地を巡り、その土地に伝わる妖怪や怪異の伝承、その由来などについて、土地土地の専門家の方と語り合う寄稿文です。峰守は本文の構成・執筆を担当しています。

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荒俣宏妖怪探偵団 ニッポン見聞録

荒俣宏妖怪探偵団 ニッポン見聞録

 

 

S20/戦後トウキョウ退魔録

 ソノ男共、怪力乱神ヲ語ラセズ──。
 終戦間もない昭和二十年代の東京。未だ混沌としたその街の一角に、二人の男と一人の少女が営む紙芝居製作所があった。義手の美青年・襟之井刀次と、その相棒、屈強で刺青の巨漢・茶楽呆吉郎、そして銀髪の和装少女・摩姫。紙芝居を生業とする彼らには、誰にも知られない裏の顔があった。
 怪人、魔人、超兵器、邪神に妖怪にオーパーツ。戦後の闇に蠢き湧き出す怪奇で危険なモノ達を、切って殴って祓って葬る、闇から闇への仕事人。だが、彼らの関わった事件はやがて、意外な形で世に残ることもあったりして──。

 昭和二十年代を舞台に、虚実のあれこれをモチーフとした伝奇活劇です。ダブル主人公形式の連作短編集で、伊藤ヒロ様との共著となっております。 装画・口絵は高野真之様です。 2016年6月末時点で2巻まで出ています。

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選ばれすぎしもの!

「ぜんぶ! 全部助けますから!」

 相続した祖父の屋敷の地下で見付けた腕輪を嵌めた瞬間、水尾護(みなおまもる)の運命は変わった。腕輪は異世界を救う勇者を選定するアイテムだったのだ。勇者の資質を得た護の前に、異世界人の少女が助けを求めて次々と現れる。

 剣と魔法の世界から来た元気な王女フラウディア、ナイスバディ堅物女忍者・叢雲、勝手で強引な天才科学者ドクター、奔放で気ままで意外に面倒見の良い年上獣人キトラ、毒舌アンドロイド少女コルリ、そしてすぐに銃を抜くちびっこガンマン・アーニー。「困った時はお互い様」が心情の護は、誰を見捨てることもできず、全ての世界を救うと請け負ってしまう。かくして週六シフトの過酷で賑やかな勇者生活が始まった!

 イラストは「ほうかご百物語」でもお世話になった京極しん様。電撃文庫で刊行され、全三巻で完結しました。 

選ばれすぎしもの! (電撃文庫)
 

 各巻については以下をご覧ください。各巻タイトルから電撃文庫公式サイトの該当ページに飛べます(リンク先から購入も可能です)。

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俺ミーツリトルデビル!

「もっと真面目にハアハアしなさい!」

 妄想逞しいスケベ男子・下野巧馬(しもつけたくま)は、ひょんなことから真面目な後輩の宵待芽亜(よいまちめあ)が夢魔であることを知った。なし崩し的に運命共同体となった二人の前に、今では貴重になった悪魔を倒して名を上げようと、EXIT(祓魔師国際競技会)のエクソシスト達が次々と襲い来る。夢魔である芽亜は巧馬の妄想を吸収、その内容に応じた姿に変身し、羞恥心に耐えながら祓魔師どもを迎え撃つのだ! 無駄に行動力のあるエロ男子と堅物夢魔、そして祓魔師達によるオカルトラブコメです。

 イラストは犬洞あん様。電撃文庫で刊行され、全三巻で完結しました。電子書籍版も全巻出ております。  

   各巻については以下をご覧ください。各巻タイトルから電撃文庫公式サイトの該当ページに飛べます(リンク先から購入も可能です)。

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ほうかご百物語

「僕のモデルになってください!」

 美術部員の高校一年生・白塚真一が夜の校舎で出会った化けイタチの少女・イタチさんにそう頼み込んでしまったことが、たぶん全ての始まりだった。美術部員となったイタチさんや妖怪マニアの先輩・経島御崎とともに、美術部は校内で頻発する妖怪事件に挑んでいくことになる。そのうち妖怪仲間はどんどん増えていき(そしてカップルも増えていき)、そんなほのぼのとした賑やかな日常はずっと続くかに思えたが……。連作形式の学園妖怪ラブコメです。

 イラストは京極しん様。第十四回電撃小説大賞の受賞作を改稿した峰守のデビュー作です。電撃文庫で刊行され、全十巻で完結しました。やりたいことを全部やらせていただいたシリーズでした。電子書籍版も全巻出ております。  

ほうかご百物語 (電撃文庫)

ほうかご百物語 (電撃文庫)

 

  各巻については以下をご覧ください。各巻タイトルから電撃文庫公式サイトの該当ページに飛べます(リンク先から購入も可能です)。

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