ユルく、愛らしく、謎な獣たち! 予言獣はこんなにいた!
150点以上の資料を収めた、本邦初の予言獣大図鑑。
予言獣を再定義し、十二系統に分類。それぞれの名称・別名・収載資料名・所蔵機関・資料形態・予言獣出現日・図版・翻刻・現代語訳を収録。図書館司書・アーキビストである長野栄俊が蒐集してきた資料をもとに編んだものである。(公式サイトの紹介文より引用)
コロナ禍で知名度を上げたアマビエを始め、予言を行う怪しい獣「予言獣」の図像とテキストを(編集時点で知り得る限り)全点掲載し、分類し、解説した図鑑です。2023年12月8日に発売されました。
(※小説ではありません。)
本書の編集の中心となったのは、司書であり、アーキビストであり、アマビエブームの渦中によくメディアでコメントしておられた長野栄俊さん。コロナ禍以降、予言獣関連の記事を多く手掛けられた記者である岩間理紀さん、クダンの研究者として知られる笹方政紀さんも加わっております。
私(峰守)は共著者として参加し、「予言から疫病退散へ ─刊行物・報道から見るアマビエの属性の変質と定着─」というやや長めの文章一つと、「「ヨゲンノトリ」繁盛記」、「アマビエ=変容する妖怪?」という短いコラムを二本書いています。