峰守備忘目録《ミネモリビボウモクロク》

小説家・峰守ひろかずが、自著リストや短編小説を公開しているブログです。

記事一覧

※この記事は常に一番上に表示しています。各項目は随時更新します。

 

Works(著作や関わった刊行物など。おおむね最新巻の刊行順です)

 

同人誌リスト(2026/01更新)

 

Novels(短編小説です)

最後の陰陽師とその妻


 時は大正。島根で貧しく暮らしていた天涯孤独のネガティブ少女千曳泉(ちびきいずみ)は、突然東京に呼び出され、ある男の嫁になるよう命じられる。訳も分からないまま上京した泉は、指定された待ち合わせ場所で凶暴な怪異に襲われるが、奇妙な術を使う軍服の青年に救われた。

 その男こそ、泉の結婚相手であり、代々の政府に仕えて怪異を祓ってきた実戦特化型の古流陰陽術・比良坂(ひらさか)流の最後の使い手、青年陰陽師・比良坂拝音(ひらさかはいね)であった。気弱で押しにも弱い泉は流されるように拝音の嫁となる。実は泉はある秘密の体質を抱えていたのだが、嫁いだ先の拝音とその家にもまた秘密があるようで……。

 自己主張が苦手な薄幸少女と仏頂面で不器用な軍属陰陽師が、お互いの事情を探り合いながら距離を縮めていく二人三脚大正ロマンス。カバーイラストは京一様によるものです。

 メディアワークス文庫より2025年8月25日に第2巻が発売されました。

www.kadokawa.co.jp

 

www.kadokawa.co.jp

 

 また、2025年9月25日より山田ツナ子様によるコミカライズが配信されており、単行本1巻が2026年2月28日に発売されました。

 

www.kadokawa.co.jp

 

 本作は以下のサイトで連載中です。

・カドコミ:

https://comic-walker.com/detail/KC_006988_S?episodeType=first

 

・ニコニコ:

manga.nicovideo.jp

(上記二つのサイトで配信されていますが、内容は同じです)

その他に書いたもの・インタビュー・出演記録など(2026年2月1日更新)

 書籍化されていない書き物、各種寄稿文、インタビュー、出演・登壇などの記録です。基本的に上に行くほど新しいものです。(一部、リンク切れが発生している箇所があるかもしれません)

 

  • 能登半島復興支援メンバーシップ 「つなぐSupport NOTO note」

note.com

 「つなぐSupport NOTO note」は、富山県の出版レーベルであるparubooks様が、先の能登半島の被災を受けてnoteにて立ち上げられた企画で、「毎月800円を払うと参加しているクリエイターの投稿作品が読める」というものです。

 私も2025年1月の企画開始時期より参加しており、「のと・かが百物語」という北陸の妖怪を扱ったコラムを毎月2本寄稿しています。

(以下、本企画の解説の引用です)

 2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」、9月下旬に発生した「奥能登豪雨」で甚大な被害を受けた能登半島の復興を、創作活動を通じて支援するためのメンバーシップです。北陸4県ゆかりのクリエイター4名が、ここでしか読めない能登半島地震被災地ゆかりの作品を、最低月1回のペースで投稿します。
※月800円の会費のうち100円を義援金として寄付し、手数料等を差し引いた残り全額をクリエイターへ配分します(クリエイターは自身で決めた寄付先へ寄付)。
※書き手となっていただけるクリエイターの方も随時募集しています。

 

 JR東日本新幹線の車内サービス誌「トランヴェール」2026年2月号にて、巻頭記事「栃木、特撮×ジオの旅!」の取材・執筆等を担当しました。

トランヴェール:JR東日本

 

  • 石川自治と教育 2026年1・2月号(754号)

 石川県教育文化会議・石川県自治と教育研究会発行の雑誌「石川自治と教育」1・2月号(2026年1月10日発行)に、石川県の妖怪伝承について概説した「石川のモノノケ」が掲載されました。

「石川自治と教育」 – (公社) 石川県教育文化会議 石川県自治と教育研究会

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滋賀県妖怪事典

 

 

 

www.sunrise-pub.co.jp

 

 滋賀県内で記録・伝承された妖怪たち全1,000種を紹介した事典です。各項目の末尾には出典資料を頁まで紹介しており、巻末には地域別・種類別の索引を掲載しています。カバーイラスト・挿絵は久正人様によるものです。

 本書の原型となったのは2021年に作った同人誌「私家版滋賀県妖怪事典」ですが、各市町村の地域誌だけでなく学術団体の民俗雑誌、県外の団体による研究報告、前近代の地誌、区や大字単位の郷土誌なども対象に含め、より多くの妖怪の解説を新たに追加しました。

 また、滋賀県の妖怪の概要や特徴をざっくり解説したコラムを数本書き下ろしています。

 サンライズ出版より2025年9月29日に発売されました。

 

拝み屋の遠国怪奇稿 招かれざる伝承の村

 

 時は1960年代。都市部での近代化が急速に進み、その裏で田舎や秘境にも注目が集まりつつあった時代。

 何を撮っても心霊的なものが写り込むという怪現象に悩まされていた貧乏新人カメラマンの見取瑛吉(みどり・えいきち)のところに、怪しいオカルト雑誌「月刊怪奇倶楽部」の連載記事「本邦秘境紀行」仕事が舞い込んだ。

 駄目元で編集部に話を聞きに行った瑛吉のまえに現れた雇われ学生ライターの拝飛鳥(おがみ・あすか)は、胡散臭い記事の内容に反して人当たりのいい好青年だったが、不思議な事象に異様に詳しく、奇妙な術で瑛吉の悩みをあっさり解決してしまった。

 驚く瑛吉。お前はいったい何者だと問う瑛吉に、飛鳥は答える。僕は拝み屋なんですよ、と――。 

 

 生贄! 妖怪! 古き神! 千年続く門外不出の儀式! 訪問者が帰ってこない島! 深山にひっそり佇む謎の村! その他諸々エトセトラ! 心霊写真を撮ってしまうカメラマンと謎めいた拝み屋記者のコンビが、日本各地に未だ残っていた秘境・辺境を巡って胡散臭い記事を書く昭和痛快伝奇連作です。カバーイラストはttl様によるものです。

 

 ポプラ文庫ピュアフルより2025年1月4日に発売されました。

www.poplar.co.jp

 

小泉八雲先生の「怪談」蒐集記

 

 明治29年(1896年)東京。市谷に妻子と暮らす帝大教授、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲のもとに、松江から上京してきた少女・好乃(よしの)が現れ、女中として雇ってほしいと申し出る。

 不愛想ながら利発で怪異にも詳しい好乃のことを、八雲やその家族、下宿人である書生の己之吉らは気に入るが、実は好乃には誰にも明かせない秘密があった。八雲はそれを知った上で好乃を雇い入れるが……。

 日本の原風景と怪異をこよなく愛する八雲は、急速に変わりゆく東京の風景や、怪異を迷信扱いする風潮に心を痛めていたが、近代化の進むこの町でも怪しい噂はまだ辛うじて生きていた。森の中の食人鬼、怨霊に夜毎誘われる音楽家、妖怪を使役する易者、幻影の美少年、そして雪女やのっぺらぼう……。

 街でささやかれる数々の怪談を追う中で、八雲や好乃は、華やかな文明開化の陰を目撃し、失われていくものたちの声を聞くこととなる。

 怪談はなぜ生まれ、なぜ語られ続けるのか。好乃の真の目的とは何か。そして、小泉八雲はどうして「怪談」を書かなければならなかったのか――。

 激しい変動の時代を背景に、名著「怪談」成立の裏側を描く文豪×怪異×ミステリー。カバーイラストはこより様によるものです。

 2024年12月25日に角川文庫より発売されました。

www.kadokawa.co.jp